JOF交流会 
開催レポート

令和5年11月にJOF新理事会が発足して、初めての会員向けセミナー「交流会」が3月30・31日の2日間にわたり酒田市の日吉歯科診療所研修室を会場として開催され、17施設60名の関係者が集まり活況を呈していました。

「歯科医療の全体像ではなく、一部を見ていただけでの思い込みで、歯科に対する考え方が凝り固まっていた」と、熊谷先生の講演後に語っていた歯科医師の言葉は印象的でした。

久しぶりのオーラル・フィジシャンの学舎で、熊谷崇先生を目の当たりにしての発表となり、応募した演者6名の誰しもが少し緊張した面持ち。その一方で、熊谷先生はいつものポジション、研修室前方のアーチ型柱の下の長机で穏やかな表情で理事長の畑先生はじめ会員の発表に耳を傾けていました。それでもご自身の特別講演となると、歯科医師人生50年の来し方について2時間あまり情熱的に講演し、さらに各演者の講評も懇切丁寧に行う熱の入れようでした。

今回は演者6名のうち4名が女性でしたが、その発表は、固定概念にとらわれない進取の精神に富み、オーラル・フィジシャンとしての高い資質を改めて認識しました。JOFの中でも今後は女性歯科医師の活躍が待たれ、熊谷先生も同様なコメントをされていました。2024チームミーティングにおいても会員発表は女性歯科医師が席巻するのではないでしょうか。

歯科が好きでしょうがない! 予防歯科が楽しくて仕方がない! 歯科医療の魅力に気づいた!こんな共感が渦巻く交流会でした。


講師

熊谷 崇
(講師・歯科医師)

畑 慎太郎
(講師・歯科医師)

宮城 和彦
(コーディネータ・歯科医師)

日時・会場

2024年3月30日(土)
・3月31日(日)

会場:日吉歯科診療所(山形県酒田市)




フォトレポート
2024年3月30日(土)

◉オープニング
みやぎ歯科室:宮城 和彦

◉講演:「交流会の趣旨説明」
アップルデンタルセンター:畑 慎太郎

◉講演:「50年の臨床からの考察 ~人生100年時代に向けて8020からKEEP28へ~」
日吉歯科診療所:熊谷 崇


◉会員発表:「若手歯科医師としてのMTM実践における課題」
うずら歯科医院:野尻 真里


◉会員発表:「若手歯科医師として既存の診療所変革のための役割」
ダイセー歯科クリニック:竹内 千紘


◉会員発表:「保険収載されたCAD/CAMクラウンの統計学的考察」
海上自衛隊下総航空基地:大貫 佳鼓


◉講演:「歯科医療の本質を掴むためのトレーニングとは」
日吉歯科診療所:中里 圭佑



◉懇親会


フォトレポート
2024年3月31日(日)

◉会員発表:「OP歯科医院の発展と成長」
おおくぼ歯科クリニック:大久保 恵子


◉会員発表:「歯科医療構造の変化とこれからの歯科の価値」
百瀬歯科医院:百瀬 智彦


◉会員発表:「“口腔の健康の価値“を中心に据えた“保健医療システム”」
藤里 央


◉クロージング


協賛


富士通Japan株式会社


デンツプライシロナ株式会社


フォトギャラリー

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感想文

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  • 熊谷先生のお話は未来があってキラキラしていて本当に歯医者という職業は希望があって素敵だと思えました。私も熊谷先生のように歯医者人生を人のために頑張れる人になりたいと思いました。
    そして先生の年齢になった時に歯医者という仕事は素晴らしいと自信を持って言えるような歯医者人生を送れるように精進したいと思いました。

  • 今、熊谷先生がたくさんの日本の優秀な方々に見出されて、歯科界が静かに変化してきているのを感じた。
    熊谷先生を中心にいつも大きな渦が巻き起こる、魅力を再認識した。

  • この様な素敵な会を開催いただきまして本当にありがとうございます。参加させていただけた事、感謝致します。

  • 今回初めて熊谷先生のご講演を直接聞かせていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
    熊谷先生が今まで取り組まれてきたこと、今回は特に学校歯科検診の在り方について詳しく教えていただき、環境や教育の重要性を強く感じました。
    KEEP28を目指す中で、現在の日本には制度や教育など様々な課題があることを知りました。
    今の状態を少しでも良い方向へ変化させていくために、今自分が取り組むべきことは目の前の患者さんに真剣に向き合い、理解していただくことだと思います。
    まずは患者さんが、生涯にわたり口腔の健康を維持することの重要性を理解し、そして行動変容に繋げられるような患者教育ができるように努力したいと思いました。

  • なぜ熊谷先生がMTMを始めたのか?再認識する事ができました。時間軸で患者さんと携わり決して迎合せず真の患者利益を追求していく事を今後も行なっていきます。

  • 熊谷先生のこれまでのご活躍の歴史の一部を改めておうかがいすることができました。
    校医としての学校検診や教育によって地域の口腔の状態を改善してきたこと、学校検診における探針の廃止など、様々な戦いの結果として、日本の歯科医療に大きなインパクトを与えるような数々の功績は、改めて素晴らしいことだと感じました。
    私自身の発表でも「イシュー度」が高いことに取り組む必要があると述べましたが、熊谷先生は打つ手打つ手がどれもそのイシュー度が高く、且つ、それを実現するために必要となる努力や関係者の巻き込みを行なっておられるので、本当に稀有な存在だと思います。
    我々は、熊谷先生が築いてこられた土台の上に何を乗せていくのか、真剣に考え、実際に行動に移していかないといけないなと思います。

  • コロナ禍で先生の話を聞くことが出来ませんでしたが、今回、先生の話を記ことが出来、保険のバイオフィルムが蔓延ってしまった、脳内をメンテナンスをしていただいてありがとうございました。

  • 自分が今まで行なっていたメンテナンスとはどのようなものか改めて考えさせられました。
    患者主体のメンテナンスをしていくためにも、相手とのコミュニケーションやどうすれば患者様に行動変容をして貰えるか歯科衛生士としての役割を今後院内でも考えていきたいと思いました。
  •  
  • メンテナンスで管理をしている患者さんの健康を守るために資料保存の大切さと我々歯科衛生士の患者指導の大切さをとても感じました。
    クリーニングではなくしっかりと本日の捉えたメンテナンスを行うことで健康寿命に繋がると思います。
    その場その場の治療でや施術ではなく今後の先を見越した治療提案や寄り良い歯科医療、メンテナンスを提供していきます。
  •  
  • 日本の歯科界を変えていくためには、まずは歯科医師が脳内の感染したバイオフィルムを除去し、最高の治療とメインテナンスを自分自身で出来るようになる必要があると思いました。
    そのような中で真の価値を提供することが出来るのだと思います。なんちゃってMTMの中ではやはり情報提供や、患者さんのリスクの把握、行動変容を起こすことが難しいです。
    そしてこのままの歯科治療では日本の経済は破綻し、口腔内も今と変わらないままです。Keep28という目標に向かい、OPとして出来ることはやりぬく決意と覚悟だと思います。

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  • 改めて患者さんへの情報共有の大切さデンタル、口写のきかくせいの大切さを学ばせて頂きました。

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  • 学校検診の基準の話から、学校や行政など診療所だけでなく周りを巻き込んで活動していて、このようなのを地域貢献というのだなと感じた。
    初診からメンテまで責任を持って自分で患者を担当していこうと思った。

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  • 初めて講演をお聞きしました。
    熊谷先生ご自身でもおっしゃってましたが、とにかく執念深い方なんだなと感じました。根拠となる論文を見つけ出して、著者本人に考えをぶつけに行く姿勢たるや。
    その執念深さ、言い換えればとてつもないこだわりを徹底的に貫き通した結果、酒田から世界に誇る予防歯科を確立させているんだなと感じました。
    歯科医師皆んな「こうした方がいい」と分かっていても現実的に諦めてしまうことを全て貫き通した熊谷先生の情熱を言葉の端々から感じられてとても刺激的でした。ありがとうございました。

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  • keep28に向かい、様々分野での協力が必要であり、その協力を仰ぐためのまず一歩として、大きな組織に語りかけるのではなく患者さんに対して語りかけていくことが大切であると思った

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  • なりたい職業、歯科医師、歯科衛生士。私もアメリカの大学に見学に行ったときに日本とのステータスの違いに驚いたことがあります。
    なぜ、そうなれないのか。熊谷先生がおっしゃっていた「問題を起こさないために定期的に来るのは歯科以外にない」という言葉に、そうなんだ、もっと自分自身も楽しんで働きたいと思いました。

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  • 熊谷先生の凄さの歴史がわかる、貴重なお話を聴かせて頂きありがとうございました。
    今まで、それが慣習だから、それが普通だからと言われ、疑問に思ったり、違うだろうなと思っている部分を変えるのは大変だった思ってましたが、話を聞いて想像以上だなど思いました。
    全く違う業種の仕事をしてから歯科の業界に入った身としは、入った当時疑問に思っていた事など、今は疑問に思わなくなってしまった事が沢山ある事が思い出されました。
    その当時疑問に思ったことは、きっと患者も疑問に思う事に繋がる事も多そうなので、この良い機会にしっかりと改めて直したいと思いました。

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  • 生涯にわたり口腔内の健康を維持する・一人一人のリスク評価をし患者教育をしていく・MTMの考え方やそれを立案され確立されてる
    熊谷先生の信念の強さや先生の口から発信される言葉一つ一つの重み全てにおいて感銘を受けました。

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  • 始めてOPセミナーに参加した時に聞かせていただいた様な内容をお話しいただき、当時を思い出しました。先生の変わらないプロフェッショナリズムに敬意の念に堪えません。

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  • 日本の健康寿命を延ばすために、メタボリックドミノのできるだけ上流(う蝕は歯周病)をとめることが大切であり、歯科医療従事者として責任を持って仕事をしなければいけないと改めて考えさせられました。
    MTMについてのお話を熊谷先生からきくことができ、改めてリスク評価の仕方から患者さんへの伝え方までしっかりと復習し、患者さんの心を掴むことや、リスク評価をどう普段のメインテナンスに活かすかをさらに勉強しようと思いました。
    また、現在私が小児歯科部門で主に小児患者さんを診療することが多いため、学校健診についてのお話が身近に感じられました。一人一人写真を撮って6年間の歯科健診ノートを作製するなど、今の学校健診の基準を確立してきたのが熊谷先生であることにとても感銘を受けました。
    普段のメインテナンス時の探針使用についても見直さなくてはならないと思いましたし、実際日吉歯科診療所のスタッフの方々が実際どのようにう蝕のチェックをしているのか、TBIをしているのか、さらにお話をきいてみたいと思いました。
    貴重なお話をありがとうございました。