オーラルフィジシャン・チームミーティング2023 開催レポート

開催概要 Day 1

Part1:人生100年時代を豊かに生きるためのオーラルケア

『ヨンショーピングスタディから得られた、北欧の歯科医療の経時的動向と実情について』

Part2:高齢者のオーラルケアを考える

『在宅医療の専門家としての立場から見た、予防歯科医療について』


開催概要 Day 2

Part3:オーラルフィジシャンの 「変わらない」を変える

『日本の歯科医療の問題点と解決策 -診療室の取り組みとJOFとしてどのような取り組みができるのか-』



フォトレポート Day 1

◉会場

砂防会館別館
(東京都千代田区)

◉入場

エントランス

受付

◉開会

JOF前理事長)松野先生による開会宣言

総合司会を務めるJOF理事)晝間先生

◉会場の様子

◉講演

ヨンショーピングスタディから得られた、北欧の歯科医療の経時的動向と実情について
Ola Norderyd(ヨンショーピング大学教授)

 これまで北欧スウェーデンの予防歯科医療を学び、実践し、我々の未来社会の理想像をヨンショーピングに重ねて参りました。そしてメディカルトリートメントモデルに則り、リスク評価、原因除去を基本とした医療を提供、アウトカムの分析から我々の歩む方向が正しいと確信出来るようにもなりました。

 しかしオーラノルディード先生のご教示で新たな課題が見えました。彼の地の口腔健康向上はリスク評価に基づいた予防プログラム、原因除去療法の他に、全ての歯科医師に対する5年間のトレーニングの徹底、教育現場への積極的な介入と協働、歯科衛生士数の増加に大きく起因していたのです。

 この3つの課題は社会システムの改革でで大変困難を伴うことですが、この改革を実現するためにはオーラルフィジシャンクリニックが直向きに良質な予防歯科医療を提供し、結果を示すことで改革の輪を広げない限り実現は不可能だと理解が深まりました。ヨンショーピングスタディーの当事者から直接お話を伺えたことはとても意義深かったと実感しています。

文章:JOF前理事長)松野英幸


西先生
[コーディネーター・通訳]

質問を行う、グリーンヒルズ・デンタルクリニック)佐藤先生

◉昼休み・企業展示

◉講演

在宅医療の専門家としての立場から見た、予防歯科医療について
菊谷 武(日本歯科大学教授・日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック 院長)

 何故私たちは菊谷先生のお話に涙したのか?
それは分け隔てなく患者に寄り添い、最後の最後まで患者の尊厳を守る真摯な医療者の姿とその強い覚悟に感動したからです。
これまでの我々の医療に欠けていたこと。
それは予後を推測することだと分かりました。

 予後とは病気、手術などの経過または終末について医学的に予測することとご教示頂きました。咀嚼・嚥下障害は器質性の咀嚼障害だけではなく、運動障害性の咀嚼障害に起因する割合が多いことや今の歯科医療体制では8020は肺炎リスクを上げるだけという事実は、KEEP28を目指す我々にはとても大きな課題の提示となりました。

 真の患者利益を提供するために、予後の観点から外来診療でどのようなリスク評価成し、介入すべきか、地域の包括的支援体制の中で如何に貢献をすべきなのかが理解出来ました。自らが、そしてクリニックがさらに成長するための大変貴重なご示唆を頂けたご講演でした。

文章:JOF前理事長)松野英幸


質問を行う、みやぎ歯科室)宮城先生

JOF前理事長)松野先生より記念品を贈呈

フォトレポート Day 2

◉講演

基調講演1 JOF事業計画
畑 慎太郎(JOF理事長・アップルデンタルセンター院長)

 熊谷崇先生と出あい、気づき、決断し、そして工夫を重ねて自院を改革してオーラルフィジシャンとなった畑先生。
コロナ禍を契機に医院の消毒、滅菌、清拭などの業務フローを改善し、エビデンスベースの診療を実施するには時間がかかることを再認識し、時間こそが医療の質を決定する最大の要素であることを院内の共通認識としています。その結果、現在では来院者の95%がメンテナンス患者で、そのうちの99%の口腔内データを有する医院にいたった経緯が紹介されました。

 続いて、JOFのミッション、ビジョン、バリューなどの説明がありました。「KEEP28の達成は歯科医院、歯科医師会、政府、企業、そして社会全体で取りくむ必要がある」とする熊谷崇先生の構想を引きつぎ社会連携を推進すること、歯科医療者の力量が発揮できる歯科界づくりなどを表明。加えて社会保障制度とメンテナンスについてもポジションステートメントを説明しました。

「KEEP28達成のために邁進できる業界にしませんか。良質な治療を受けたい、良質な治療をしたい、そんな方々に向けた場を共に作りませんか」というメッセージから、企業とも自治体とも専門医ともGPとも直列の関係でいるのではなく、お互い並列に存在しプロフェッショナルとして協業関係を築いていくことに歯科医療の未来を描く強い想いを感じました。

文章:JOF事務局)伊藤日出男


フォトレポート Day 2

◉講演

基調講演2 Shrink to Grow
松野 英幸(M,デンタルクリニック松野歯科 院長)

 オーラルフィジシャン育成セミナーの目的の中に「患者の生涯にわたる」という文言が出てきます。しかし80歳代まで自立して外来できる人は男性で約10%にしかすぎないことが文献からわかっています。オーラルフィジシャンの「生涯」の定義が現在の社会環境に合わなくなってきているのです。

 松野先生にも、予防のため数十年の間外来で受診していた方の来院が突然途だえたことがあり、その方の残りの人生の口腔健康への責任を持てないことに自責の念を持ち、松野先生が訪問診療を学びながら実践しているとのことでした。松野先生が向きあう訪問診療は従来の私たちがイメージする訪問診療と似て非なるものです。

 それは口腔内のことにとどまらず、精神的要素、身体的要素、社会的要素への知見が必要とされ、それがなければ本来は訪問診療をやるべきでないと思えてくる内容でした。もともと医学知識を習得することに熱心で、医療全般に明るい松野先生だからこそ実現できた訪問診療に違いありません。

文章:JOF事務局)伊藤日出男


◉講演

結果を示す診療室への道標 -会員アンケートに応えて-

 登壇した3医院はOPの組織形成・品質管理・医院経営のシステムの一環として2007年から取り入れられたISO9001に要求事項に準じた医院運営をして現在まで至っています。ルール化・文書化・部署制・目標管理・アウトカム・PDACなどで医院の総合力をあげていく仕組みを持つことで、歯科界では主流の属人経営と治療型から現在のスタイルに改革してきたのではないかと思います。その仕組みは文書と数字で管理・運用・改善をするため、医院の誰にでも明快で大型医院をマネジメントしていくには適しています。

 この仕組みを持続してきた原動力は、院長のリーダーシップとそれを相互に支える仲間づくりです。会員アンケートの中で目立った◉心が折れそうになったことがある(82%)それと対をなす◉相談できるメンター、先輩、同僚いた(67%)といった回答は、早乙女先生、柴田先生、川原先生のキャリアの一部でもあり、それらの困難な事態を仕組み作りと仲間作りで乗り越えてきたのではないでしょうか。

 仕組みで固められた大型医院が、この20年間におきる人口動態と社会構造の急速な変化に対し、どのように対応し変化していくのか興味深く見守りたいと思います。

文章:JOF事務局)伊藤日出男


川原歯科医院)川原先生

早乙女歯科医院)早乙女先生

柴田歯科医院)柴田先生

川勝歯科医院)田中先生
[コーディネーター]

◉講演

日本の歯科医療の問題点と解決策 -診療室の取り組みとJOFとしてどのような取り組みができるのか-
宮城和彦(みやぎ歯科室 院長)

 自院の初診患者を症例から「8020運動」の基準の曖昧さとその欺瞞性、そして国民健康・栄養調査と歯科疾患実態調査の残根の定義カウントの仕方が違うであろうことも指摘言及しています。こういった宮城先生の常識を疑い矛盾を解明していく社会科学的視点はオーラルフィジシャンとして中核をなしてきた歯科医師の特性と共通しています。

 さらに2014年NHKプロフェッショナルに熊谷崇先生が出演した前後でこれを契機に、1500人もの若手歯科医師がプレオーラルフィジシャンセミナーを受講したが、予防歯科のようなものが広まっただけで、イノベーションは起こらなかったと。それだけではなく保健財源を浪費していたと発言。その理由として・人は正しいだでは動かないなどを挙げ歯科界も予防医療は医療費を抑制しないとされる見解と同じ轍を踏んでいることに言及。62年前この国の未来を創った健康保険制度の財源が、半世紀あまり経ち日本の子ども達の未来を暗くしていることから、医療費の適正化を医療者が考える必要性を主張。

 イノベーションはインサイダーからは起こりづらいために、企業連携を唱え酒田モデルを築いてきた熊谷先生と同じ思いが宮城先生講演の後半にまとめられています。「気持ち」というロジックでは説明がしづらいものの中にこそイノベーションが生まれる可能性が残されていると感じる講演でした。

文章:JOF事務局)伊藤日出男


◉講演

日本の歯科医療の問題点と解決策 -診療室の取り組みとJOFとしてどのような取り組みができるのか-
佐藤長幸(グリーンヒルズ・デンタルクリニック 院長)

 自分や家族の歯冠修復をする場合に使う材料を佐藤先生が会場の参加者に問うと、ほぼ全員がジルコニアを含むセラミックと意思表示をしていました。現行の健康保険制度ではベストな診療ができないという専門家の表明と理解できます。それでも自院患者の診療には保険を主とする歯科医師の姿勢は、一見すると対象によって異なった価値判断・基準を使いわけるダブルスタンダードのように映ります。

 その一方で、この現象は多くの歯科医師が現行制度への乖離や齟齬に苦しみながらもなんとかしてそこに納得のゆく折り合いをさぐりあてようとしている姿であって欲しいと。このような状況において、日本の優れた産業が世界から学ばれるように、グローバルスタンダードな歯科医療を目指すと声明した佐藤先生の講演は、健康保険制度と歯科医師の関係は、これまでになく了解感の薄いものになっている現状、一条の光のようでした。

 現行制度を「制度であるということ」以上の裏付を要しないという凡百の歯科医師とは一線を画す佐藤先生の存在は、オーラルフィジシャンの在り方を思い起こすのに十分なものでした。

文章:JOF事務局)伊藤日出男


◉ディスカッション

総括

OPひるま歯科 矯正歯科)晝間直未 先生
[コーディネーター]

オカダデンタルオフィス)岡田先生

富士通クリニック歯科部 医長)福井先生

菰野きむら歯科)木村DH

川勝歯科医院)李DH

上尾ホワイト歯科)大橋DH

◉企業参加(お申込順に掲載しております)

デンツプライシロナ株式会社

白水貿易株式会社

インビザライン・ジャパン株式会社

メディア株式会社

株式会社 ナカニシ

有限会社サンフォート

株式会社 湖池屋

タカラベルモント株式会社

酒田米菓 株式会社

株式会社 シエン社

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感想文

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  • 普段外来しか行っていないので途絶えてしまいその後の状態が気になる方をたくさん思い出しました。
    患者さんの最後まで寄り添う覚悟をもって臨床を行うために今自分ができること、提供できるお話は何か考えるきっかけになりました。

  • 菊谷先生の講演は胸に刺さりました。高齢で来院されない方に対するケアを見直しました。
    ホープレスの歯をご自身の希望でどこまで残せるか?口腔機能低下症の舌圧検査、咬合圧検査機器は導入しているので、人生の終末期の口腔ケアを考えるチャンスをくださった素晴らしい講演でした。ありがとうございました。

  • 菊谷先生のセミナーが良かった。

  • 菊谷先生の医療モデル、生活モデルの概念に賛同を受けた。

  • メインテナンスによる口腔内の健康維持への貢献や人生100年時代のメインテナンスからの訪問診療への流れが理解できる内容でこれからの歯科医療を考える良い機会となりました。

  • 過去・現在から未来を創造することができる内容でした。
    ヨンショーピングも菊谷先生も松野先生もエビデンスを交えて詳細に説明いただき、自分が今後どうすべきか明確になりました。
    今後もこのような機会は必須と考えます。ありがとうございました。

  • Ola先生のご講演では、スウェーデンの現状についてアップデートできたと感じました。
    菊谷先生のご講演では、地域の健康に導くことを考えたときに、高齢者・終末期について今まで考えが浅かったと感じました。
    新たな医療哲学を知ることができました。

  • 今年も素晴らしいご講演をありがとうございました。
    私は診療所勤務ですが、1日目の菊谷先生のご講演を聞いて深く考えるきっかけをいただきました。聞きながら来院と途絶えた高齢の方や、今度通院が難しくなりそうな方、今できることを今すぐに行動しなければなと思いました。
    また明日からの診療を引き締めて頑張っていきたいです。

  • 今回は、超高齢化社会において、患者さんの実態、現状を教えていただきありがとうございました。
    当医院でも、未来院になってしまった患者さんにどうしたのかなと思う事はあっても、追って状態の把握などはしていませんでした。
    来院して頂けることが当然ではなく、元気で健康な状態が長く続くようにメインテナンスを実践していくことはもちろんですが、最後の時にも寄り添えるように考えていきたいと思いました。ありがとうございました。

  • 様々な問題が浮き彫りになりましたが、明確な答えはまだ見つからない状態なのだと感じました。

  • 午前、午後ともに両極端な側面から歯科の未来を考えさせられる公演内容で、大変勉強になりました。

  • 歯科医院は通院できる元気な人しか見ないという言葉が響きました。自覚をもって診療したいです。

  • 学ばせていただいたことを日々の診療で生かしたいと思います。

  • オーラルフレイル、生活モデルについてのご講演を拝聴し驚きました。さらに知識を深める機会をいただけました。

  • 菊谷先生のお話がとても興味深かったです。

  • 胸に響く講演で、とてもタメになりました。ありがとうございました。

  • ヨンショーピングスタディでは1983年より軽度歯周炎の罹患人数が増加、中等度歯周炎の罹患人数が減少、重度歯周炎の罹患人数は変わらないといったデータも50年前と比較することができ、やはり歯科に対しての意識だったり、定期来院、治療の質が向上といった改善した理由なども把握することができるため素晴らしい研究データだと思った。やはり重度歯周炎の患者が変わらないことからリスクが元々高い人もいることを想定して診療することが大切だと思った。
    また、菊谷先生の講演では、やはりホープレスは患者と相談し早めの対応が必要で、予後についても説明していくことの重要性を再確認することができた。やはり、ずっとメインテナンスを行ってきていた患者が来院できなくなり、今まで健康維持出来ていたことがフレイルのより自分での管理が難しくなり、口腔内が崩壊していくのは残念だと感じる。来院できなくなった患者さんの訪問診療を行える環境があり、継続して口腔内の管理ができると良いと心から感じた。1日とても勉強になりました。臨床に活かしていきたいです。ありがとうございました。

  • Ola先生の直接のお話を聞けてとても貴重な時間を過ごせました。また午後の部では菊谷先生の講話を聞き、予防に携わり歯を健康に残すこと、守ることに重点を置いて日々診療しているものとしてとても考えさせられるお話を聞くことができました。
    わたしは小児専任衛生士として診療に携わっていますが、Ola先生の長年の研究結果についてお話をきき、勉強になることが多かったです。鍵となるポイントとして発表にあった五つの項目について、診療の中で流れ作業にならないよう徹底して管理していけるようにしたいと思いました。また結果の改善の理由のなかに、治療のクオリティがありましたが、私たち衛生士の関わりやレベルなど日々アップデートして患者さんの健康をサポートしていきたいと思いました。
    菊谷先生の発表の中では、今後の高齢化社会での私たちの関わり方として考えさせられる内容でした。わたしは診療で成人を担当することはありませんが、医院全体の取り組みとして、生活レベルでの対応についてや、患者さんの家族全体のQOLまで考えてあげるということも取り組むべきことだと感じました。

  • 菊谷先生の話がとても心に響きました。

  • とても素晴らしい公演ありがとうございました。
    今回、初めて参加させていただき発表者方の様々な考え方を持ち日々目標に進む姿勢などがとても素晴らしいと思いました。
    口腔内の健康維持について食事をする以前に義歯が制作が良くない、先生の腕が良くないのではなく、筋肉が衰えてきている事で問題が発生してしまうことを聞きまして、自分は義歯を行っている訳ではないですが、とても技工士として共感できる様な部分があります。新しい視点からのお話を聞けることができ、自分の中で少し問題が解けた感じがしました。今回学ばせて頂いたことを明日から少しずつでもできることから始めていきます。

  • オーラ先生のプレゼンでは、既存のスウェーデンの事実とスタディデータの比較がなされ、今年度の調査結果もとても楽しみになりました。小児からのオーラルケア指導、教育の必要性を再確認できました。
    菊谷先生:私は卒業して3年ですが、既に摂食・嚥下についての講義や実習、臨床経験は大学で行われています。そのような環境が大学の特性上整っていたこともありますが、まさに国家試験に出るため、と言っても過言ではなく、今後ナラティブ&EBD治療計画(どちらかに偏らない)を立てられる歯科医師、歯科学生は増えると思います。また、確かに歯科歯科連携は通常取れていない医院が多いことは確かです。そこに加え、高齢で在宅移行した際に連携しづらい点として、患者さん側から通えなくなる旨やキャンセル理由等を直に(患者側から)引き出せないことがしばしばあるからです。その場合は予約電話をした時に聞くことになったり、その頃には既に在宅または訪問が始まっていることが多いのです。 私も口腔外科で高齢者歯科及び周術期、訪問を多く担当しておりました。その時はなぜかかりつけは、なぜ提供書には、と自分の仕事を単独の科として認識していましたが、役割分担をしている、点では摂食・嚥下とOPは並行してくっついていくとなると労働力的にも大変だと思います。総合的に考え直しても、まずは連携だと感じました。ただ、直接相手に連絡して反発を産むこともありますので、そのような話し合いができる場があればいいなと感じます。

  • 菊谷先生の講演が素晴らしかったです。予防中心に考えていると、切り捨てざるおえないところかなと思っていました。実際のお話をきくと、自分の担当患者さんの行末が想像できしっかり準備しないといけないことだと再認識しました。 歯があっても意味をなさない身体状態を想像していませんでした。
    現実的にどこまでできるか考えていきたいとおもいます。
    登壇なさっていた衛生士の方々からも刺激をいただきました。
    日々の診療におごらず、謙虚に誠実にを忘れず取り組んでいきます。

  • スウェーデンの歯科医療、医院に通うことができなくなった高齢者の方の口腔内やkeep28の可能性など普段アシスタントしているだけでは知ることができないことをたくさん知らことができて勉強になりました。

  • 昨年はコロナの影響でオンライン参加だったので、今年初めての現地参加となりました。
    一番印象に残っているのは、菊谷先生の講義でした。訪問診療で終末期の患者さんを多く診療している中で、「日本酒が飲みたい」という患者さんの最後の願いを叶えてあげられなかったと仰っていました。その時に自分の祖父が亡くなった時のことを思い返して、祖父は最後に自分の好きな物を口に出来たのだろうか。きっと出来なかったんだろうなと思いました。そう思った時に自分の家族や身近な人たちから、予防歯科を知ってもらい最後まで自分の歯で美味しくご飯を食べたり、飲んだりしてほしいと強く感じました。
    他の方の講義も明日からの診療、業務をするに当たり考えさせられることばかりでした。OP医院で勤務している一員として、自分の出来ることを明確にして活かしていきたいと思います。

  • 入社してまだ半年でMTMについて明確ではない部分があったのが今回のセミナーを通して明確になりました。日本だけではなくスウェーデンでの医療についても聞くことができ、とてもいい時間を過ごすことが出来ました。私が特に心に残ったのが、菊谷先生の在宅診療についてでした。「元気な人だけの歯科」という言葉がとても心に響きました。患者様の最期まで携わることを考えたことがありませんでしたが、今回菊谷先生のお話を聞いて自分では見ていなかった観点から見ていてとても観劇を受けました。
    また健康な歯を生涯守っていくとのことで、受付としてしっかりと目標を持ち医院に貢献していけるように頑張っていきたいと思いました。
    今回のお話を聞いて小さい頃からの歯科受診や日々の自分での管理が必要なことを改めて実感しました!!患者様に伝えられる機会は受付としては少ないですが、初診の料金説明のときに伝えていけるようにしていきたいと思います。 2日間素敵なお話を聞かせて頂きありがとうございました。明後日からの自分の仕事に活かしていきたいと思います。

  • Ola先生 貴重なご講演ありがとうございました。
    長期に渡る研究の中で、劇的に効果が出て、口腔の健康が向上している事に感銘を受けました。口腔の健康は、全身の健康と直結しており、よって、原因除去と治療の質や経年的な改良、など研究自体の質の重要性を感じました。
    今後私達の診療も分析をし、検証し改善して行くべき事が山積している為、この研究への理解を深めて参りたいと思います。
    本年度のTMでは、在宅という問題に触れる中で、改めて健康を維持する重要性を感じました。確かに、患者さんと診療室のみで生涯関係性を持つ事は少ないかも知れませんが、歯科同士はもとより他職種と連携をとること、患者さんとの信頼関係の構築などはより強固に出来るよう明日からの診療に紐づけて行こうと思います。”

  • 特に印象に残ったのが菊谷先生の終末医療についてです。医療モデルと患者モデルの天秤の比重がとても悩ましく、もし患者が、家族が、友達が、自分が、と考えると怖くなるような気持ちと医療者としては様子見ましょうの今までの見て見ぬふりだったことに落ち込みました。
    今後はいつやる?今でしょの早さの如く、医療者としてやるべきことは迅速にかつ深く掘り下げることができるように成長したいと思いました。

  • 2日間、本当に充実した時間となりました。
    特に、菊谷先生のお話では、気づきや反省が本当に多く、大きな刺激をいただきました。
    患者さんの歯を生涯守るという点で、私が担当する小児患者さんには何を伝え、どんな対応をすべきかを再度考える時間となりました。
    また、2日目の講演では、今の目標が間違っていない事も確信できました。keep28、予防歯科の希望について、皆さん目標は同じですが、先生方がそれぞれのお言葉で表現してくださり、感銘を受けました。 今、自分たちが提供する医療への反省、また自信に繋がった本当に貴重な時間となりました。

  • 全体的に未来へ向けての課題や目標に重きをおいた内容で良かったです。次世代を担い支えていくために、そして世界に誇れる口腔健康の構築のために、現行のシステムからの脱却と躍進を考えていくという覚悟を受け取りました。
    保険医療でほとんどカバーされている医科でも、未病の患者(病気ではないが不調がある)の健康増進のための取り組みが保険外で実施され始めています。特殊なことではないということです。

  • 2日間多くの先生方の貴重なご講演をありがとうございました。
    改めて、歯科医療の現状、将来への課題、展望などを理解することができ、大変学びの多い2日間となりました。

    (1日目ora先生のご講演)
    スウェーデンの歯科医療の実態からヨンショーピング研究のoutcomeまで幅広く知ることができ、大変貴重な時間となりました。
    スウェーデン国内のガイドラインにおいて、リスク評価と原因除去が最優先事項であることが述べられていて、日本でも全ての歯科医療従事者、患者さんがそのような理解でいるなら、より多くの健康な歯が残せるような社会に近付けていけるのではないかと感じました。

    (菊谷先生のご講演)
    正直驚きと衝撃の連続でした。自分にはどこか遠い世界のように感じていましたが、こないだまでクリニックに来られていた患者さんが次は来られなくなるかも知れない、という問題には、きちんと向き合わなければいけないのだと感じました。 最期までその人がその人らしく生きるために、時には医療モデルからあえて外れた提案をする(機能が例え不変または低下したとしても、QOLが向上することを優先する) のもまた医療なのだと、先生のお話を聴いていて強く実感しました。

    (2日目畑先生のご講演)
    私たちが今後目指すべき道筋を示していただき「keep28」の理念、そしてそれに基づくvision、valueを基に日々の診療の中で何をすべきか、患者さんに何を伝えていくか、改めて考える機会となりました。

    (松野先生のご講演)
    1日目の菊谷先生のご講演を聴いて何か心の中にできたモヤモヤを解消していただいたような気がしています。 人の寿命は75%後天的に決まるというお話もありました。フレイル予防をすることは、オーラルフレイルを予防することにも繋がります。
    そしてkeep28を目指した診療を続けていけば、今は10%しかいないかも知れないピンピンコロリの人達を、少しでも多く増やすことができるのではないか、そんな期待感を持たせて頂いたと思います。

    (宮城先生のご講演)
    Think grobally.Act locallyという言葉がとても印象に残っています。目標は高く掲げながらも、今目の前にいる患者さんのために何ができるかを考え、診療を行っていくという先生の熱いながらも着実なお考えに共感し、感銘を受けました。

    (佐藤先生のご講演)
    普段目にする事のない社会保障制度等のお話を詳しく聴かせていただくことができ、大変勉強になりました。

    ご講演以外にも、事前のアンケートにお答えいただきながら、診療室の取り組みや実績をご紹介いただく機会であったり、総括として様々な先生や衛生士さんのご感想をお聴きできたりと大変充実した2日間でした。
    今回学んだ事をまたDr、DH、スタッフと共に臨床に活かしていけるよう、明日からまた頑張っていきたいと思います。

  • 今の時代の歯科が取り組んで行かなくてはならない問題を学ぶことが出来ました。
    講演を聞いて涙が出る程感動し行動に起こしたいと思える内容で参加出来たことに感謝致します。

  • 菊谷先生のお話がとても勉強になりました。

  • 臨床の参考になる事が多く有意義でした。

  • 研修医だが、非常にわかりやすく丁寧に説明していただきよかった。訪問診療についてレポートを書きたい。将来考えさせられる日になった。

  • 終末期の歯科外来にこれなくなった患者さんの実情を知れて良かった。歯が残っても機能が低下すると歯は意味をなさないということを聞いて終末期に近ずいているような患者さんの変化を注意深く観察しないといけないなと感じました。

  • 老年歯科参考になりました。

  • 菊谷先生の講演、とてもわかりやすく、あっという間の時間でした。
    訪問歯科へ携わっていくにあたって、前向きな気持ちになりました。
    セミナーに参加させていただき、とても有意義な2日間でした。
    ありがとうございました。

  • 菊谷先生の講義が面白かったです。

  • 内容が濃く充実していた。

  • 基本を考えさせられ、また明日からの臨床に力が入るセミナーでした。
    当院は永田町という場地柄、やはり健康な人向けの歯医者になっているなと思いました。
    明日、85歳の祖母が認知症も進行してしまい、両親と同居していましたが、あまりにも家族の負担が大きく泣く泣く施設に入居させるということ、そして亡くなった祖父母を思い出し、歯科衛生士として家族に何もしてあげられなかったなと菊谷先生の講演中、涙が止まりませんでした。
    私の様に医療資格があっても家族のために活かせていません。
    現在健康な家族や友人たちだけがメンテナンスにきて黙々とクリーニングをしている状態です。
    歯科衛生士として、家族や本人のために様々な角度からの情報を提供し続けることで自分の体で幸せに生きていくことの大切さ、歯科衛生士としての課題について改めて考えさせられました。

  • 初めてこういったセミナーに参加して学びになる事や訪問歯科について学べて、歯科の大切さを改めて感じることが出来た

  • オーラ先生や菊谷先生の講演とても勉強になりました。患者さんの老いていく先をどう支えていくか考えさせられました。2日目も他の医院が取り組んでいることを知れてよかったです。

  • とても参考になりました。今回学んだことを明日から活かしていきたいと思います。

  • 今後の予防歯科医療に関わることを2日間通して学ぶことができました。明日からまた診療は始まりますが、また違った景色で診療に望めるのではないかと思います。
    ありがとうございました。

  • 他の講演会では聞けない内容なのでとてもいいです。

  • 1日目の菊谷先生のお話がとくに心に響きました。ずっと、予防歯科とシンプルな口の方が口腔ケアをしやすい高齢者の歯科治療は、相反するもののような気がしていました。今回の公演を聞いて、予防歯科から訪問歯科への移行を考えるいい機会になりました。

  • 先生方の熱量のある貴重な講演を聴くことができ、現地参加して本当に良かったです。
    日々忙しく仕事をしていくなかで、働き方に悩んだり、入職したときに持っていた熱意を忘れていたなと講演を聴きながら考えていました。歯科衛生士になってどういうことがやりたかったか、自分の原点を改めて思い出すことができました。また自分が頑張ってやってきたことが間違いではなかったと感じ、自信にもなりました。歯科衛生士として、患者さんの最期のときまで責任をもって仕事をしなければと感じたと同時に、私自身も一生この仕事を続けていきたいと思いました。

  • どの発表もとても良かったですが、特に印象的だったのが訪問歯科でした。
    高齢の患者さんで途中で来なくなってしまった方がいると、体調がすぐれず歯を気にかける余裕がなくなってしまったのかな?くらいにしか思わず、あまり気にかけることもなかったのですが、今回の講演を聴いて患者さんのその後の人生を知ることができ、そういう状況になっていて来院できなくなってしまったんだなと考えされられました。
    今後歯科歯科連携が広まっていくと患者さんのためにもいいなと思いました。

  • 2日間貴重なお話を聞く機会を頂きありがとうございました。どの先生、衛生士さんのお話も共感したり参考になることばかりで勉強になりました。Ola先生のお話ではスウェーデンとの高齢化という共通点や、歯科予防医療に対する国や自治体の差、原因や対策の早期解明など多くの事を学びました。

    2日目各院の先生や衛生士さんのお話では共通している悩みが多くもっと掘り下げで聞きたいお話しばかりでした。毎日の診療の中で明確な目標を立てることをまず医院全体でも個人でもやっていこうと思います。
    そして今回一番衝撃的だったのは菊谷先生のお話でした。お話を聞いている中で何人もの患者さんの顔が浮かびました。訪問治療、老年歯科の現実は思っていたよりよほど過酷で、そこに誠心誠意向き合う菊谷先生のお話を聞けたことは大きな財産になりました。普段受付という役割を担っていましたが患者さんとの関わり方をもう一度見直し、受付の立場で出来ることを具体化し今すぐに行動に移していきたいと思います。

  • MTMの経験年数が増えたせいなのか、臨床に関わる話題が多かったせいなのか今まで参加したチームミーティングの中で1番患者さんの顔が頭に浮かんだ2日間でした。
    「80歳で20本の歯を残す」という言葉だけが浸透しているのか、高齢患者さんの中にはホープレスの歯すら抜くことをためらう方もおり、それがあるためにホームケアが難しくなっている場合があります。
    かといって通院できなくなった場合の話もしづらく、結局患者さんの希望通りそのままの状態で次のメンテナンスとすることが多いですが、結局それが在宅となった時の問題になることが実際訪問に関わっている先生の講演を聞くことで改めて実感できました。
    MTMに関わっている衛生士としてもう1度患者さんの口腔を守る事の意味を考えたいと思います。

  • とても貴重なお話を聞けて嬉しかったです。
    特に菊谷先生の公演は、実際に診療している中でも感じることが多く、もっとできることがあるのだと実感させられました。
    すぐ明日から訪問診療をするというのはできませんが、ずっといらしてない患者さんにはがきを出したり、その後の経過を聞くことはできるのではと思いました。
    また、2日目の各医院さんの感じている問題点も共通点がいくつかありました。
    院長達と相談して解決していきたいです。

  • 菊谷先生の話に感銘を受けました本を買います

  • とても貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。4月に衛生士となりまだまだこれからという身ではありますが、自身のなりたい衛生士像を真剣に考えることができる場でありました。特に菊谷先生のお話は衝撃を受け猛省致しました。現在口腔機能低下症の検査を担当させていただいてますが、診るべきところが浅く、もっと踏み込むべきだった患者様が思い浮かびます。これからの診療に向けてもう一度きちんと見直していきたいと思います。ありがとうございました。

  • この度は貴重なお話をありがとうございました。私は普段口腔機能低下症の検査をしています。患者さんの検査の結果から少しでも改善するような指導を心がけていましたが、今回菊谷先生のお話を聞いて、考えさせられる場面が多々ありました。私は今まで医療モデルでの指導が多かったと思います。機能が低下してもQOLが上がり続ける生活モデルでの指導をこれから心がけたいです。また、予後を知り、伝えるのは避けてしまいがちですが、しっかりとした備えをするためにも、予後を知っておくのは大切なことだと学びました。私は将来成人メンテナンスの衛生士になるため、日々研修しておりますが、高齢の患者さんとの関わり方や、口腔内の特徴を改めて学び、これからに活かしていきたいと思いました。

  • スウェーデンでの取り組みの中で特に全ての小学校の協力体制があったというところが、今後日本も見習わないといけない部分であると感じました。小学校だけでなく、保育園や幼稚園、小学校以降の教育機関との協力がキーなのかと思いました。、医院に来られない患者さんについて自分が考えてこなかった、見なかったので、菊谷先生の話しを聞き現状や考え方等も含め勉強になりました。

  • 研修医の立場でMTMや口腔機能低下症などについて関わらせていただいている部分がございますが、自分の知識不足、経験不足を改めて痛感しました。そのため、このような貴重な講演会を拝聴することができたことを嬉しく思います。
    特に菊谷先生の、歯科医院に通院できなくなった後の歯科医療についてのお話は、衝撃を受けました。看護師の友人から以前、『入院患者は全員総入れ歯にしてほしい。管理をするのがとても大変である。私も将来全部歯を抜きたい。』と言われた時は、『自分の歯で食べれることが生きることになるから歯は残した方がいい』と伝えましたが今回の件を踏まえ意見を改め、今後の研修、診療に活かしていきたいと思いました。

  • 昨年はオンラインにて、今年は初めて会場参加をさせて頂きました。1日目Ola先生の講義では、スウェーデンを始め、世界全体の視点から見た口腔疾患の実態について知る事が出来ました。患者指導・教育をしていく中で、コミュニケーションがパターン化してしまっていた事に気付かされたとともに、日本の現状だけでなく、世界を含めて話すと患者さん自身も自分自身の事を客観的に見る事ができ、寄り良い改善に繋がるのではないかと思いました。
    菊谷先生の講義では、昨年度まで口腔機能低下症の検査・指導をさせて頂いていたので、その時の指導内容やお伝えしたことについての反省点が自分の中で浮かびました。現在は小児をメインに成人の方の診療も少しずつ行っているので、その方々の年齢に「老い」が直結するような指導をするのが今の自分にできるかと不安もありますが、人生100年時代ということを頭に一人ひとりに応じた対応ができるよう明日から活かしていきたいと思います。

  • 二日間のセミナーで素晴らしいご講演を聞かせていただき、とても充実した時間を過ごすことができました。二日間を通して、高齢者の患者さんに対する問題がとても印象的でした。
    今回学んだことをしっかり復習し、8020からkeep28へのスローガンを意識して、明日からの臨床に生かしていきたいと思います。ありがとうございました!

  • 1. Ola先生
    まずは西先生は長時間にわたり通訳のご対応お疲れ様でした。大変な仕事だなと近くでみていて感じました。
    ヨンショーピングスタディのことをもっと知りたかったなと思いましたが、大臼歯の残存歯数が増えてきたことで、全体的な残存歯数も増えてきたとあり、予防歯科先進国のスウェーデンでもまだまだ診療成績を伸びる余地があるのだなと驚きました。
    このお話と、後の菊谷先生・松野先生のお話とを踏まえると、以前のMTM Basicセミナーで西先生が仰っていた「(少数の)喪失歯はあえて補綴しない流れがある」という理由や背景が分かる気がしてきました。
    すなわち、多くの残存歯数が残り、その歯周組織(+舌)が健康に保たれて咀嚼や栄養摂取に問題がない状況であるならば、後期高齢期(終末期)のことを見据えてあえて治療しない方が、何らかの事故を未然に防ぐこともでき、医療費の削減にも繋がるということなのかなと理解しました。

    2. 菊谷先生
    これまで訪問歯科や口腔機能低下症は予防歯科とは別物と捉えてしまっていました。しかし、その考え方は補綴や歯内療法等と並列的に予防歯科を位置付けて考えているとの同じで、本来は別物として捉えてはいけないものだと気付かされました。
    訪問歯科や口腔機能低下症・オーラルフレイルを自分事(生涯にわたり口腔の健康を維持するという目標)にでき、とても良いインプットの機会となりました。
    実際の臨床の場では、これまでの診療方針を変更し、例えば通院できない場合に備えて残していた歯を抜歯するといった対応が必要になり、その方針変更に対して患者の理解を得るためのコミュニケーションが必要となると思います。
    それは、医療者側にも患者側にも困難を伴うことが容易に想像されますが、それを実現するためには、長年のメインテナンスを通じて強い信頼関係(患者目線として、常に自分に対してベストな選択を提案してくれるという信頼)を構築している医院こそ、その困難を乗り越えやすいのではないかと感じました。

    3. 畑先生
    ミッション・ビジョン、ポジションステートメントに対して強く共感を覚えました。同時に、今後JOF会員(院長だけでなくスタッフの方々まで)に対してそれを浸透させていくことができるかどうかがとても重要であると感じました。
    例えば、大企業でも、スタートアップでも、ミッション・ビジョン(あるいはカルチャー)を浸透させることに非常に多くのコストを割いていますが、それだけより多くの価値を産むためには重要なことであると考えられています。
    各院長を巻き込み、各院長が日々のスタッフミーティングの中(チームミーティングなどの特別なJOFイベントの場だけではなく)でそのミッション・ビジョンをベースに議論をするなどを通じて、院長やスタッフの方々への浸透を進めていく必要があると感じました。

    4. 松野先生
    菊谷先生のご講演では、インプットの多さ・強さと引き換えに、少しネガティブな未来を想像してしまった側面もあったため、何らかの希望や可能性を持ちたいなと考えておりました。
    一方、菊谷先生のご講演内容を事前に相当学習され、さまざまな論文の吟味を踏まえたうえでKEEP28の可能性や価値を力強く発信してくださったことに対して、とてもありがたく感じた。
    私個人としては、「家族を明るく、そして日本を明るくする」というのをパーパスとしています。その中で、予防歯科に注力したいと思えるのは、究極的には認知機能に対する口腔の健康がもたらす価値を信じているからです。
    2014年時点で認知症の社会的コストは14.5兆円ととても大きく、今後の高齢者率の情報に伴い増大しますが、これはコストがかかるだけでなく、家族の肉体的・心理的負担の大きさも表しています。
    その意味で、もし口腔の健康・KEEP28がそこに貢献できるのであれば、自分のパーパス実現に少なからず近づけると信じています。

    5. 早乙女先生・柴田先生・川原先生
    30分という時間の中で3人の先生からのご発表では取扱いきれないテーマかもしれないなと思いました。それぞれのお取り組みについてより深く知りたかったです。
    仕組み作りの面でさまざまな工夫や努力をされてきた先生だと思いますので、是非ともより深く取り上げてほしいなと思いました。
    特に、川原先生が記載されていた「個人の責任ではなくシステムの責任だと捉える」という考え方は素敵だと思います。だからこそもっと深く知りたかったなと感じました。
    また、アンケートなどを通じて課題やニーズを拾い上げ、その解決策をディスカッションするという手法は素晴らしいなと感じました。

    6. 宮城先生
    The イノベーターという印象を受けました。未踏峰の山頂に向けた新しいルートの開拓に、是非ともご一緒したいと思いました。
    現在検討している民間歯科保険は、まさにそういった先生にこそ必要とされてほしいと願っています。
    また適宜ディスカッションさせてください。よろしくお願いいたします。

    7. 佐藤先生
    これまでの国民健康保険のトレンドや厚労省発表資料などをもとに、今後の歯科医療保険制度の未来がお話くださいましたが、非常に分かりやすかったです。
    また、恥ずかしながらmutually protected occlusionというのを初めて知りました。以前熊谷先生がGPの2つの大きな役割として「虫歯・歯周病の予防」と「咬合の調整」と話しておられました。
    日ごろは前者にしかスポットが充てられていませんが、咬合についてはまだ多くの人が「意外と知らないこと」が眠っているように思います。
    アクセルソン先生の論文でも喪失原因で破折が大半を占めておりますが、今後その研究結果を超えていくためには、咬合の調整を通じた破折予防へのアプローチ方法について、もっと知見を深めたいと感じました。

  • ミッション、ビジョン、バリューを明確にし、日々模索しながら「予防」の拡充のための取り組みは大変参考になった。オーラル事業を扱う当社としても社会・国民の健康のために少しでもお役立ちするには、改めて何をすべきか・どうすればより良くなるか考えるいい機会になった。

  • はじめて視聴させて頂きましたが、予防歯科の重要性が認識できました。

  • 診療所に来院できなくなった方のその先の口腔ケアは訪問していないからと、深く考えたことが正直なかったので、受講してショックを受けました。菊谷先生、松野先生の講演で、在宅の口腔ケアも考えて今通院できている患者さんにできること、その先にしなければならないこと色々と考える機会をくださいました。

  • 実状や先生方の熱い思いが伝わってきました。

  • 患者の一生に付き合って生涯の健康管理に携わるのは良い事だと思います。また、私も望んでいる事です。
    ところが、現在の税制や働き方、価値観は色々なところに勤めスキルアップする事を望まれています。その辺りのすり合わせをopの衛生士、または院長はどのようにされているのかお聞きしたかったです

  • 学びとなる話しをありがとうございました。OP医院として、OP医院の歯科衛生士として誇りを持てることを再認識することができました。今後の診療にも活かしていきたいです。

  • 2日を通して、ずっと””変化する””ということを考えていました。
    最初のスエーデンのデータから始まり、高齢者歯科の現状、私達が取り組まなければいけない医療の問題点まで本当に一つ一つ向き合って行かなければいけないと感じました。
    熊谷先生が教えてくださったメディカルトリートメントモデルをベースに日本の医療を企業と共に変えていかなければいけないと思います。
    私は、総括の部分を担当させて頂きたましたが、最後に会場からのご質問で保険でのメインテナンスについてお話しがありました。
    これだけ国民皆保険がひっ迫している状況で使えるから使うという考え方についてまだご意見が出るという事がとても残念です。1日目のお話しを聞いていればとてもその様な事は言ってられる状況では無い事は明白だと思います。
    保険は、必要な方に使っていただける様にしなけば日本の成長はありません。
    今後は、この様な議論はもうしなくて済む様にもっと未来のために何が必要なのかを考える会になる事を願っています。

  • 2日目だけの参加でしたが、どの先生方の講演も素晴らしかったです。keep28を実現したいという思いは私たちスタッフもみんな一緒ですので、こうやって先生方の講演を聴けるのは本当に貴重な経験だなぁと思います。
    ひとつの診療室では限界がありますが、JOFという大きな組織から社会に発信する機会が今後もっと増えていき、歯科会や生活者全体にもっとkeep28が浸透していくことを願います。

    畑先生のパートではJOFの明確な目標が語られ、よく理解できました。テクノロジーの進歩をうまく活用しながらも、ベーシックな部分をきちんとやっていく。治療には時間が必要、というところも本当に納得です。
    1日目の菊谷先生の講演を聴くことができず残念でしたが、2日目も松野先生をはじめ、高齢化やフレイルのお話がたくさん出ていました。
    私達のクリニックにも高齢の方は多く、また、通えなくなってしまう方も多くおられます。生涯を終えるまで、患者さんの口腔内と向き合うという点では当院もまだ不十分です。残存歯が残っていても、それがどんな状態か?ポケットが深い歯、残根が歯が残ってると言えるのか?海馬の萎縮率との関係などもとても勉強になりました。当院でも高齢の患者さんの対応は、今後の課題だなと感じました。

    各医院の診療室作りにおいての問題点も、川原先生、早乙女先生、柴田先生が発表してくださいました。3人の先生方に共通しているのが『継続改善、システムルール作り、当院で働く意義の浸透』でした。
    そして、組織診断をされているところ、外部からの評価をきちんと受けているところがとても参考になりました。

    午後のパートでは宮城先生、佐藤先生に日本の歯科医療の問題と解決策についてご講演頂きました。質を担保しない予防歯科の増殖、という宮城先生からのメッセージが印象的でした。
    結果的に疾病の医療費と予防の医療を増加させることになるからです。
    佐藤先生から現状の日本の健康保険制度についても教えていただきました。

    全体を通して、日々自分が行なっている医療が間違っていないものだと感じましたし、これからもっと同じような志を持って進む医院が増えることを願います。

  • 普段わたしは小児専任衛生士として診療をしていますが、菊谷先生の「医療モデル」「生活モデル」は小児を診療するうえでも、活かしていきたいアプローチ方法だなと思いました。もちろん医療モデルのアプローチも大切ですが、低年齢の子供が相手でイヤイヤ期となると、医療モデルのアプローチはなかなか難しく、その保護者の負担になる場面も感じています。そんなとき、違った方針で生活モデルでアプローチすることもポイントになるのかなと思いました。

  • 自分の現在位置と目標を再認識でき有意義でした。

  • 今回は、本当の予防歯科について勉強させて頂きました。
    9月3日のpre-Oral Physician セミナーにも参加をさせて頂きました。
    弊社では、歯周病やう蝕の微生物的要因である口腔細菌をチェアサイドで観察できる顕微鏡「見る菌」を開発しており、国民の行動変容に繋がるツールとして歯科医院様に導入して頂いております。
    民間企業としても、予防歯科に貢献できればと考えておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

  • 特に菊谷先生のご講演が印象的でした.ピンピンコロリで最後を迎える方が1割と知っておどきました。もう少し多いと思っていたため、成人を担当していると加齢の変化や高齢期の口腔管理に心配をお持ちの方が多くいらっしゃいます。訪問診療まではできなくてもたくさんの検査資料があるため今後の全身管理を含めた予測などができると安心してメインテナンスに通え高齢期への備えにもなると感じました。診療室内でもできることを検討していきます。

  • 若手の診療所の構築の難しさ、工夫が参考になった。

  • 2日間のセミナーの中で1番印象に残ったのは菊谷先生のお話です。訪問診療や外来診療についてのお話は、初めて知ることや気付かされたことが多く、とても勉強になりました。
    菊谷先生が歯はリスクになるから無い方がいいと言っていたため、keep28と意見が対立するのでは?と思いました。ミーティングの間考えましたが、対象の層が違うだけで、両方の考えは共存できると感じました。私は元気な人専用歯科医院があってもいいと思います。ただ、健康でいられなくなった時に、次のステージを専門とする医院に引き継ぐことはその患者さんに対する最低限の寄り添いであるのかなと思います。
    keep28と生涯をかけてその人が守り続けてきた歯が、老化により磨けなくなったことで、誤飲・誤嚥や肺炎などでその人の命を奪ってしまうということが無くなればいいと思います。私が死ぬ時も、歯科補綴の誤飲による窒息よりも老衰の方がいいです。
    たくさんの人を看取ってきたであろう現場の先生のお話を聞くことが出来て、この先の人との関わり方にも活かしていきたいと思いました。

  • 直に菊谷先生のお話を聞くことができて満足でした。各先生方のお話しも身近な話で大変参考になりました。

  • 自分達が取り組んでいる歯科医療の哲学を再確認する良い機会になりました。

  • 1日目、菊谷先生のご講演は歯科医療の目的を一から見直すきっかけとなりました。OPセミナーを受けた時と同様の、今までの考え方をひっくり返された衝撃を受けました。
    2日目、川原先生・早乙女先生・柴田先生3名の先生のご講演では、アウトカムデータの分析によって自らの医療の質を評価し、必要であれば大胆な組織の改革を厭わず、些細と思われる業務においても改善の労を惜しまず、MTMを実践し続けることが日吉歯科と同等の真の患者利益になることをデータで示してくれました。
    2日間のチームミーティングで、歯科医療が果たす役割は私がOPセミナーを受けた8年前と比べてますます大きくなっており、貢献できる範囲も全世代に広がっていると感じました。
    JOF会員として、JOFが環境や時代の変化に応じて常に変革しながら成長する組織であってほしいと思います。

  • 訪問歯科のお話しを聞く機会がなかったのでとても勉強になりました。当院でも70〜80代でメインテナンスで通っていただいている患者さんがいるので、もし健康上の都合で通えなくなった時に最後まで患者の希望する歯科医院で対応できる体制があれば患者さんもひるま歯科で働く私達も幸せだと感じました。

    沢山のOP医院が集まる機会なので、JOFに参加している各医院の初診からメインテナンスまでの流れや医院独自で取り組んでいること等、直接働いてるスタッフからもっとお話を聞きたかったです。

  • 午前中の講義は難しかったです。午後の講義は菊谷先生でしたが、当院も訪問歯科で高齢者と関わる機会があるのでとても参考になりました。

  • 生涯にわたる予防歯科についてのご講演を聞き、もっと自分たちに出来ることがあると改めて感じました。保険制度のご講演は難しく感じましたが、ぜひ社会全体で実現してほしいと願います。

  • 今までの歯科医院の考え方と全く違いとても勉強になりました。

  • 臨床にいるだけでは学べないようなこともたくさん聞けて勉強になりました。

  • 口腔の健康は、全身に繋がっていると改めて思いました。

  • 一つ一つのご講演くださった内容はとてもよかったです。ただ、終末期のお話しはこれからKEEP28に向かって行こうとしている駆け出しの医院にとっては終末期の現実は今取り組んでいることへのモチベーションの低下につながってしまい歯科医師としては良い学びになりましたが、経営者としては素直に参加してよかった!とは少し言いがたい会でした。
    いつもならJOFの参加の後には『頑張ろう!』となるのですが今回のチームミーティング後は予防の必要性って?KEEP28ってなんだろうと考えさせられ、また介護の道に旅立つスタッフもいて、嬉しいことでもありますがクリニックとしては寂しく残念なことでもあります。
    内容というより当院にとっては終末期の話はみんなで聞くべきタイミングではなかったかも知れません。
    日本の高齢社会の課題とスウェーデンの介護の現状があったらよかったです。

  • この度は、貴重な講演を受講できましたこと、大変感謝しております。
    前半のOla Norderyd先生におきましては、ヨン・ショーピングスタディに興味をもっておりました。最新のスウェーデンの動向にふれ、まず、オーラルフィジシャンクリニックから同等の結果が達成できるように励みたいと思います。
    また、後半の菊谷先生の講演におきましては、衝撃的という言葉しか出ません。
    私は、日ごろ、MTMに沿って臨床を重ねてきました。それは、どの世代の患者さんも将来の健康を見据え、患者教育や、メンテナンスをさせていただき、予防を中心に健康的な老後を迎えるサポートだと思っていました。患者さんご自身も、そういった意識を持っている方は多いと思います。しかし、その先には、誰しもが徐々に老い、最期の時を迎えるという、当たり前のことが、すっぽりと抜け落ちていた感覚が、何より、ショックでした。予防と同じくらい、人生の最期の時に、備えておくことの大切さを痛感いたしました。
    今まで携わってきた予防歯科とは違った大切な概念を勉強するきっかけをいただき、この先、忘れられない講演の一つになりました。ありがとうございました。

  • 働き方やデータについてとても為になる考え方だった。

  • 社会人1年目で、はじめてセミナーを受けました。これから患者さんと関わっていくワクワク感と同時に、先生方や先輩方のご講演を聞き、患者さんの最期まで関わることができる責任のあるやりがいのある仕事だと感じました。どんな歯科衛生士になりたいかが少し明確になった気がします。KEEP28の頂がみられるよう、セミナーにたくさん参加し、知識を深めていきたいです。

  • 菊谷先生のお話を聞いて、色々な言葉が心に響きました。私はずっと歯が残ってれば残ってるだけいいと思っていましたが、お話を聞いて今までの考えが間違ってたんだという衝撃を受けました。そして、早い段階でこのことに気づけてよかったなとも思いました。また、元気専用歯科という言葉も衝撃的でした。これからは高齢者の方ともっと寄り添って衛生士として何ができるか考えながら働いていきたいと思いました。心動かされるいい機会でした。

  • 私は菊谷先生のお話に感銘を受けました。
    それと同時に菊谷先生に怒られているような諭されている気持ちになりました。
    最近来院されなくなったなと思う患者さんの顔は何人か浮かぶし、元気にしているかなと考えることはあるけどだからといってなにもしてこなかったし、今来院されている患者さんがこれから先来院出来なくなっていく前に出来ることをしてあげるという考えも、持てていませんでした。
    なので、老いていく先、老いていく過程をどう支えるか 最期まで支える覚悟を持てるか という菊谷先生の言葉が心にグサッと突き刺さりました。
    正直今まで見て見ぬふりをしてきたために自分には知識も経験も無いし、支える覚悟もありません。
    ただ今回の講演で自分が歯科衛生士として目指していきたい所は此処だと感じたので、心を入れ替えて日々精進していきたいと思いました。

  • この度のチームミーティングでは、オーラ先生と菊谷先生のお話を伺うことができとても勉強になりました。
    オーラ先生のヨンショーピングスタディの話の中で出てきたフィッシャーシーラントの話やフリーシュガーの話、全身における栄養の特に脱膣のお話がとても興味深かったです。また、スウェーデンではインプラントが入っている方が10%おられるとのことですが今後のスウェーデンで高齢者における口腔衛生管理の難しさを想像させられました。
    菊谷先生のご講演では通院での歯科受診ができなくなった際の責任の重さを痛感させられました。
    診療室から往診への移行期間の間の保険請求やトレーニング方法、舌圧測定器など保険請求に必要な機材が揃っていない際にできることなどこれから往診を本格的に始める、これから口腔機能低下症へのトレーニングを本格的に始める際のお話など、診療に必要な知識等もっとお話を伺いたかったです。

  • フレイルに関しての講演がとても考えさせられる内容でした。通院不可能な時期に備えることも必要であること。介護している家族の方には悪い歯は抜いて入れ歯にしてくれと言われるが、介護されている方は抜きたくない、あるいは意思疎通が難しいこともある。家族の方や患者さんとのコミュニケーションがとても必要で難しいですが今回のセミナーを参考にしたいと思います。”

  • どの講演も大変すばらしいものでした。 とくに菊谷先生のご講演は、雷に打たれたような感覚を覚え、これまでとは、違った医療観を考える良いきっかけとなりました。

  • 菊谷先生の講演は頭を殴られたような衝撃だった。keep28は歯科医院に来れる元気な方にとってのものであり、高齢社会において数え切れない歯科医院に来れない方への私自身の想像力が欠けていたことに気づかされた。

  • 1日目の講演は良かったが、2日目の内容に困惑した。メンテも自費、治療も自費というのがJOFのスタンスなのか。メンテナンスはいざ知らず、治療に関しては公に発信するほどの技術もコンセプトも無いと感じた。最後のディスカッションも、経験の浅い者たちの座談会で、新幹線の時間を遅らせてまで聞くような内容ではなかった。
    未踏の山に登りたいのはわかるが、ピクニックにしか行ったことが無い者に、その道の険しさはわからないし、ましてやそんなガイドについて行ったら全員が遭難するであろう。今後のJOFは登山経験のない者(経験が浅く、結果を出していない者)が牽引していくことになるのでしょうか?熊谷先生の顔に泥を塗ることにならないか不安です。
    今まで参加してきたチームミーティングで感じた高揚感は無く、正直、ただただ時間の無駄だと感じてしまった。
    理事も刷新する中、これからのJOFがどのような方向に進むのか、新理事長の畑先生も大変だと思いますが、頑張ってください。

  • 総括パートには実力のある参加者(早乙女、柴田、川原等)がいないと総括にならないと思います。 それ以外は良かったと思います。

  • ヨンショーピングスタディを牽引された先生のお話を聞けてスウェーデンの調査と日本の歯科疾患実態調査の違いについて浮き彫りになった良い講演だったと思います。また、JOFのステートメントを示していただけたことは、一般開業医にとってありがたいことだと思いました。当院も結果をだせる予防歯科を実践して、結果を公表できるようになりたいと思います。最後の斉藤先生のご質問の中にあった、「保険診療で出来ることを保険以外の方法でしてはならない」というルールについては知らなかったので、それが本当に存在するルールであれば、衝撃でした。

  • お疲れ様です。
    全体的な方向性が分からなくなります。
    keep28を目指すとして
    ・小児より高齢者寄りの話が多かったこと(急務なのはオーラルフレイルへの対応なのだとは思いますが) ・高齢者の現状を知るための場だったとは思いますが28本あっても良いことだけではないとなるとどうすれば?となります。
    結局今はやっていることを続けるのみとの結論にはなりますが、、

    違う目線や立場での意見は参考になりますが
    解釈は人それぞれ異なるので畑先生や中心となっている先生達の感想やまとめを聞かせて貰えると方向性が保てそうな気はします。

    別件ですが、2日目の最後の質問の件も返答して欲しかったなと思います。事情があるのを承知で聞いていたのでしょうがなかったとは思いますが何も知らないスタッフがいた状態であの空気感になってしまったのは凄く残念だったと思います。

    2日間ありがとうございました。

  • 1日目は大変良かったです。 2日目は「結果を出す・・・・」のパートが時間が不足していた感じがします。 最後の質問「メインテナンスは自費?保険?」は理事だけではなく一般会員の意見も集約していく必要があるかと思いました。