小さなリーダーとして心奮い立たせよう!
「実は、複数の大規模事業所から、対象医療機関が増えないのか? もっと増やすことはできないものか? といった質問が多く寄せられており、回答の必要があります」 これは日本で有数の大企業組合健保から最近届いたメールの一節です。こういった声は他の企業からもひんぱんに聞こえてきます。「対象医療機関」とはコミュニケーション・ギア(https://www.c-gear.net)に公開されるオーラル・フィジシャン(以下OP)医院のことです。
過去20年あまりでOP育成セミナー修了医院数は約760医院、そのうち実際にOP医院として活躍しているのは約10%です。これほどまでOP医院が増えないのは、OP医院として求められるものが高いこともあるでしょうが、結果だけ見ると、あらゆる局面でいたずらに群れてきたに過ぎなかったことになります。ひょっとすると2014年にNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で放映された熊谷崇先生のメディア効果の中で、7年間もOP医院は夢を見ていただけかもしれません。
今の状況を打ちやぶるために求められているのは、OP医院が好んで例えてきたスティーブ・ジョブズのような巨大なリーダー像ではなく、誰もが小さなリーダーとして心奮い立たせる居場所を考えることです。今の時代、改革というのは、ひとりの大きなカリスマをぶち上げるよりも、小さなリーダーをあちこちにたくさん作って、各所で重要な役割を果たしていくモデルのほうが健全なはずです。さあ、あなたも小さなリーダーとして始めましょう!